平成17年度 日本分光学会 顕微分光部会シンポジウム

中村 收 教授 追悼シンポジウム

「超解像・光CTからナノ・バイオフォトニクスへ」


 日本分光学会顕微分光部会では、今年1月にご逝去された中村 收教授の追悼シンポジウムを行ないました。中村教授は、これまでナノ・バイオフォトニクスの研究分野をリードしてこられ、顕微分光部会においても中心的な活動をされてこられました。このシンポジウムを通して、在りし日の中村教授を偲ぶととともに、中村教授が切り拓かれたナノ・バイオフォトニクスの今後の展望を垣間見ることができたような気がします。多くの方のご参加まことにありがとうございました。

顕微分光部会シンポジウム フォトアルバム

中村收教授(1999年6月 阪大コンベンションセンターにて) リンク:中村教授ホームページ


主 催:(社) 日本分光学会 顕微分光部会
共 催:大阪大学大学院工学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科
協 賛:応用物理学会、日本光学会、レーザー学会、精密工学会、レーザ顕微鏡研究会、光産業技術振興協会
日 時:2005年9月28日(水)9:30-16:55
場 所:阪大コンベンションセンター(565-0871 吹田市山田丘2-1)
交 通:大阪モノレール 「阪大病院前」下車 徒歩約5〜15分
バス 阪急バス 千里中央発「阪大本部前行」または「茨木美穂ケ丘行」
   近鉄バス 阪急茨木市駅発「阪大本部前行」(JR茨木駅経由)
参加費:会員・協賛学会員1,000円, 非会員2,000円
問い合せ:川田善正
静岡大学工学部 〒432-8561 浜松市城北3-5-1
TEL: 053-478-1069, FAX: 053-471-1128


プログラム:
9:30- 9:45中村 收が目指していたこと 河田 聡(大阪大学)
9:45-10:15中村 收教授の修士論文から:非負拘束による超解像化
笹木 敬司(北海道大学)
10:15-10:45中村 收教授が提唱した顕微鏡下での三次元観察手法:光CT
埜田 友也(ニコン)
10:45-11:00休 憩
11:00-11:30中村 收先生との出会い:三次元顕微鏡
高松 哲郎(京都府立医科大学)
11:30-12:00中村 收教授の学位論文から:各種顕微鏡の結像特性
川田 善正(静岡大学)
12:00-13:30昼 食
13:30-14:00計量研時代の同僚として:DNAによるナノメカニズムの構築
初澤  毅 (東京工業大学)
14:00-14:15研究マネージャーとしての中村先生:特定領域総括事務を共にして
梅田 倫弘(東京農工大学)
14:15-14:45中村先生が目指した生体の計測と制御
−未来開拓学術研究推進事業「生体の計測と制御」から−
杉浦 忠男(奈良先端科学技術大学)
14:45-15:15休 憩
15:15-15:45中村 收先生が挑まれたフォトニクス技術を用いた生命機能の解明: 近赤外分光
井上 康志(大阪大学)
15:45-16:15中村教授が拓いた新しいバイオフォトニクス:多光子顕微鏡を中心として
藤田 克昌(大阪大学)
16:15-16:45Osamu Nakamura's investigations into cell biophotonics
Nicholas Smith (大阪大学)
16:45-16:55光顕微鏡新時代の尖兵中村 收君
南 茂夫(大阪大学名誉教授)


シンポジウム終了後、「中村 收教授を偲ぶ会」が開催されます。参加を希望される方は下記までお問い合わせください。

「中村 收教授を偲ぶ会」
主催:「中村 收教授を偲ぶ会」実行委員会
日時:9月28日(水)19:00-21:00
場所:千里阪急ホテル
問い合せ: 井上康志
大阪大学大学院生命機能研究科 〒565-0871 吹田市山田丘2-1
TEL: 06-6879-4243, FAX: 06-6879-7330


(c) 2005-2009 Nanobunko Bukai, Spectroscopical Society of Japan. All rights reserved.